窯焚きの話ついでにこんなものを載せてみました。
萩焼の焼成はおよそ1250℃になります。
で、その温度や焼具合をどうやって調べるかですが、窯焼成用の温度計とかもあるのですが登り窯ではすぐダメになってしまいます。
そこでこんなものを使用します。
右側が「ゼーゲルコーン」といいまして、もともと立っているものがある温度帯になると倒れてくるものです。
1100℃・1200℃・1250℃などありまして、それぞれその温度になると倒れていくのでそのときの温度の上がり具合がわかります。
これを窯の中で一緒に焼成し、たまに覗いては倒れ具合などを見て中の温度を確認します。
左側の穴のあいたのが「色見(または見込み)」といいます。
これも窯の中に何個も入れておいて一緒に焼成します。
普通の萩焼と同じ生地・施釉で、たまに引っ張り出しては釉薬の溶け具合・焼き色具合などを確認します。
穴があいているのは鉄の引っかき棒で窯の中から出すためですね。
ちなみにコレはわんさかあるので、泉流山では観光やお買い物のお客様におまけでプレゼントしたりしてます。
穴もあいてて使い道もないのですが意外と喜ばれています(^ ^)
(もしこのブログ見てショップの方にいらっしゃった場合にはもちろんプレゼント♪)
とまぁこんなカンジで窯焚きをコントロールしているわけですね。